●テニス肘は、たえず肘に衝撃が加わって起こる炎症で、上腕骨外側上顆炎と診断されます。ゴルフ肘もあります。石屋さんのように硬い物をたたく人、組み立て仕事でドライバーばかり使う人、重いかばんを持つ人などにも、似たような障害が起こります｡はり灸で痛みをとり、ひじの関節のねじれや圧迫を矯正します。

●腱鞘炎やばね指は、肘の外側で少し下のところに針を打ち、低周波通電をおこないます。なおるまで少し時間がかかりますが、それは治療後、手首や指を休めておくことがなかなかできないためです。

●手指や肘の痛みは、首や肩に原因があることが意外に多いものです。また、背中の上の方に問題があることもあります。この部分の交感神経が緊張して、異常なインパルスを送り、上肢の血行障害を起こしていることがあるのです。

●ねんざは、急性のものも、慢性のものも、カウンターストレインで非常によくなおります。急性のねんざの腫れがみるみるひいていくのを何度も経験しています。古いねんざがあると、足首に力が入らないとか、つまずきやすいといった症状があるものです。

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